トラファルガー・スクエアはおそらくロンドン市内で最も多く写真に収められている場所のひとつだろう。記念撮影に引っ張りだこのネルソン記念碑もライオン像も噴水も、すべてここにある。ここからだと、ナショナル・ギャラリーも一望できる。
1829年に設計されたトラファルガー・スクエアは、最近、車の乗り入れが禁止になり、椅子やカフェなどがある居心地良い広場になった。コンサートやエンターテイメントの会場としても、利用されている。
円柱の頂上に立ち、頭上52メートル(172フィート)の高さから見下ろしているのが、ナポレオンを破った海軍提督、ネルソンの記念碑だ。円柱は、国民の募金で財源を調達したもので、戦勝を記念して建てられた。下では巨大なライオンのブロンズ像が、提督の柱を守っており、夜には噴水とライトが広場を明るく照らす。
広場の東にある古い建物は、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会。ここでは定期的に、昼食時のコンサートや夕方のクラシック音楽リサイタルが開かれている。北側にあるナショナル・ギャラリーは、世界有数の絵画コレクションを所蔵しており、入場料は無料だ。角を曲がったところのナショナル・ポートレート・ギャラリーも、無料で楽しめるロンドンの名所のひとつだ。
広場への入口となるチャリング・クロス駅は、ロンドンの中心地点。ここは首都から各地への距離を測る起点に指定されたところでもある。現在では巨大な鉄道ターミナルがそびえたつ。名前は、イングランド王エドワード1世が、愛する妻エレアノールの葬列のしるしとした十字架に由来している。