ロンドン中心街のまわりに位置する自治区、リッチモンド・アポン・テムズは、古くから別荘地として知られている。何百年もの間、王族をはじめ、各時代の大金持ちや有名人がここに優雅な別宅を構えてきた。
テムズ河の流れは、自治区の中心部を37キロメートル(21マイル)に及んでいる。ハンプトン・コート・パレス、リッチモンド市街地、キュー・ガーデンなどの名所と、ロンドン中心部を結ぶルートでもあった。
ハンプトン・コート宮殿は、リッチモンドでもっとも有名な歴史遺産に数えられる。ここはイングランド最古のチューダー様式の宮殿で、ヘンリー8世ゆかりの居城だ。121万平方メートル(300エーカー)の敷地に、4万種類以上の植物があるキュー・ガーデンも、リッチモンドを代表する名所といえよう。
そのほか1724~1729年、ジョージ3世が愛人のためにテムズ河畔に建てた大邸宅、マーブルヒル・ハウスや、ワールドカップで優勝したイングランドのラグビー・チーム、トウィッケナムのスタジアム&博物館も見学できる。
自治区の真ん中にある河畔の村、リッチモンドには、河辺のパブ、博物館、美術館などがある。この村にあるリッチモンド・シアターでは、ウエストエンドで上演される作品のプレビューなどが楽しめる。
王立公園は2つあり、鹿の群れがゆったりと歩いている。ここはウォーキングやジョギング、乗馬を楽しむ人たちにも人気だ。歴史的な建物や美しい公園を散策したら、レストランやショップでにぎわう街の中心部でひとときを過ごすのもよい。ここは近隣の人たちにも人気のエリアとなっている。
地下鉄で行くのも便利だが、リッチモンドへは、テムズ河下りをして行くのが、一番楽しいかもしれない。夏には、ウェストミンスター・ピアから、リッチモンドへ向かうボートが出ている。
見逃せないポイント
- ハム・ハウス
- ハンプトン・コート・パレス
- キュー・ガーデン
- マーブル・ヒル・ハウス
- リッチモンド博物館
- リッチモンド公園
- リッチモンド劇場
- Royal Star and Garter Home
- Syon House
- Twickenham Stadium and Museum