ロンドン最大の王立公園、ハイド・パークは、もともとヘンリー8世の狩猟場だったところだ。総面積13万8,000平方メートル(340エーカー)の広大な敷地には、森林から原っぱまであり、サーペンタイン池でのボート遊びや水泳、ロットン・ロウでの乗馬などが楽しめる。
熱弁ふるう人々が集まるスピーカーズ・コーナーや、故ダイアナ皇太子妃の住まいだったケンジントン・パレス周辺の美しい幾何学式庭園にも、足を運んでみよう。
スピーカーズ・コーナーでは、毎週日曜の朝、石けんの箱の上に立って、行き交う群衆に向かって弁舌をふるう人たちが現れる。ここで負けじと演説をぶってもよいし、他のスピーカーたちの言葉を聞いてみるのも面白い。
ケンジントン・ガーデンはサーペンタイン池の西側にあり、見どころも多い。ラウンド形池は、模型の船の進水に好まれる場所だし、アルバート記念碑はヴィクトリア王朝期の彫刻の傑作の1つと言われている。足下に集まった子ども達に向かって笛を奏でるピーターパンの像もある。
小さな子供が大好きだった悲劇の皇太子妃にちなんで、「プリンセス・ダイアナ記念遊園(Diana, Princess of Wales Memorial Playground)」も造成された。ここは、かわいらしく、かつ斬新なデザインの子どもの遊び場。入口にある樫の古木に、動物や小人、妖精が彫刻されたエルフィン・オークが目印だ。
ケンジントン・パレス内では、王室の典礼用衣装のコレクションが見学できる。宮殿裏手のオランジェリーでは、キュウリのサンドウィッチ、クロテッド・クリームとスコーン、そして美味なる昔風のケーキといった正統派のアフタヌーン・ティーが楽しめる。