過ぎ去りし壮麗な時代を感じさせる広場や建築物、世界的に有名なフラワーショー、そしてロンドンでも最も洗練されたファッションとインテリアデザインの店が並ぶエリアがチェルシーだ。ほかに国立軍事博物館、チェルシー王立病院、世界トップクラスのサッカークラブなどもある。
何よりまずショッピング、という向きは、地下鉄スローン・スクエア駅最寄りの「ピーター・ジョーンズ百貨店」へ。近くにはインテリアデザイン専門の「ニールズ」と「ハビタ」もある。ピムリコ・ロードにある女王陛下の甥、デイビッド・リンリー氏の店は、繊細な手工芸品を扱うことで知らている。
キングス・ロードに進んだら、スローン・スクエアで「エマ・ホープ」の極めてフェミニンな靴を、エリス・ストリートでは「ルル・ギネス」のハンドバッグを買い求めるファッショナブルな女性が多い。その後は、アンティクォリアス(Antiquarius)かチェルシー・アンティーク・マーケットでのんびりと過ごす。グルメ・ショップや家庭用品店の並ぶ大型複合施設「コンラン・ショップ」内の「ブルーバード・カフェ」は、ランチ休憩にぴったりだ。
テムズのチェルシー河畔からは、「チェルシー・フィジック・ガーデン」が見える。300年以上も昔、植物の薬効成分を研究するために設立された庭園で、5月のチェルシー・フラワー・ショーの期間中および夏季(週2回)のみ、一般公開されている。
チェイニー・ローは、古き良き時代の優雅な雰囲気が今も残る界隈。歴史家トマス・カーライルは、ここにあるアン女王朝様式の美しいタウンハウスに住んでいたという。