ロンドンが「最先端のクールな街」だとしたら、その秘密はノッティング・ヒルにある、といっても過言ではないだろう。ファッショナブルな店、洗練されたカジュアル・レストラン、おしゃれなバー…。もちろん、あの映画も忘れてはいけない。
ヒュー・グラント主演の映画「ノッティング・ヒルの恋人」では、ラブ・ストーリーの舞台となったのがポートベロー・ロードだった。ここのマーケットには、本、アンティーク、家具、ファッション雑貨、世界各国の食べ物など、ありとあらゆるものが並んでいる。
土曜日のアンティーク・マーケットは、ヨーロッパでも最大級のアンティーク、コレクターズ・アイテムのマーケットとなり、1,500人以上のディーラーが集まってくる。なかでも宝飾品と銀器の充実ぶりは、定評がある。そのほか絵画、香水のビン、陶磁器、ポスターなども、人気が高い。
ノッティング・ヒルは、ここ数年、有名人の間で人気が高まっている街でもある。もともとパーティー会場になることが多かったため、クラブ、バー、ダンスクラブなどが多い。
カリブ系住民の影響で、「ノッティング・ヒル・カーニバル」も年々、大規模に華やかになっている。夏に催される国際文化芸術祭とパレードは、今では世界的に知られるようになり、何十万人も観衆が集まるようになった。エキゾチックな装いで見物に行くと、一体感が味わえるかもしれない。
ノッティング・ヒルと有名人、という関係は、実は最近に始まったことではない。この一帯は、19世紀まで農地だったが、その頃から、当時の著名人たちが居を構えることが多かった。代表的な建物には、レイトン・ハウスやリンリー・サンバーン(Linley Sambourne)ハウスなどがあり、現在、どちらも一般公開されている。ホランド・パークは、さながら緑の楽園。劇場や映画館「エレクトリック・シネマ」を併設しており、優雅な雰囲気の中で、芸術映画を楽しめる。
ノッティング・ヒルの地図
見逃せないポイント
- ポートベロー・マーケット / ノッティング・ヒル / ロンドン
- Kensal Green Cemetery