伝説によると、ここは魔術師マーリンの生まれた場所といわれており、カーマーゼンという地名も、ウェールズ語のカーフィルディン(マーリンの要塞の意味)からきている。ローマ人の砦であり英国最西端の要塞であるモリドゥヌムはかつてここにあり、当時の古代ローマ型大型円形劇場がプライオリー・ストリートにある。
カーマーゼンでは毎週水曜日にファーマーズ・マーケットが開かれる。このインドア・マーケットを見て回ると、カーマーゼン地域のハムやペンクロード・クッキーなど、この地方の特産品を食してみることもできる。
カーマーゼンのノルマン人の建てた城は街の中心部にまだその一部を残しており、ノット・スクエアとキング・ストリート横の、町のメイン・ショッピング・エリアのそばにある城の基礎部分に、18世紀から19世紀の間の建築を見ることができる。傍のランマス・ストリートはジョージア建築様式がみられる通りで、地元のショップや古くからのコーチ・イン(馬車で旅した人が利用した宿屋)が軒を並べている。
カーマーゼンには、ウェールズ王立植物園があり、その世界で一番大きな温室の中では、数多くの絶滅の危機にさらされている種が育てられている。また、これとは対照的なアバグラスニー・ガーデンという伝統的な植物が生育するガーデンがある。ここでは、ガーデン自身やガーデン内の建物の修復事業が進められており、今まで知られることのなかったガーデンの秘密がようやく明かされつつある。
タフ川河口にあるラーンの村は、詩人ディラン・トーマスがラジオ劇「ミルクの木の下で」を書き上げた場所で、観光客は、彼が執筆活動をした小屋や、ヘロン・プリーステッド・ショア(アオサギの浜辺)を臨むボート・ハウスを見学することができる。
見逃せないポイント
- カーマーゼン・ヘリテイジ・センター / Centre, Carmarthen
- グウィリ鉄道 / Bronwydd
- ウェールズ国立植物園 / Carmarthen
- アバグラスニー / ney, Llangathen