ネス湖は、インヴァネスとフォート・ウィリアムを結び、ハイランド地方北東部と南西部を分割するグレート・グレン断層に位置する。この谷間にはネス湖をはじめOich湖、Lochy湖という3つの美しい湖があり、さらにリニー湖とマリー湾のフィヨルドがある。
ネス湖は全長約38km。深さは最も深いところで250mにもなるという。そしてかの有名な幻のモンスター、ネッシーが住むといわれる。湖の西側には岸沿いにA82道路が走る一方、東側のフォート・ジョージとフォート・オーガスタスの間には、ウェード将軍によって作られた古い道路が走っている。
ネス湖で最も有名な城であるアーカート城は、アーカート湾南端の岬に建っている。基礎部分は13世紀に建てられたもので、保存状態のよい廃墟からは、この城がたどってきた数々の歴史がうかがえる。その歴史は、新しいビジターセンターの展示品やオーディオビジュアルでも知ることができる(ビジターセンターは通年オープン)。
ネッシー伝説に興味のある人なら、ドロムナドロケットにある2つのネッシー関連アトラクションを訪れてみよう。ここでは水中探査装置によるネッシー探しの様子や、水中カメラの映像、コンピュータを使ったネッシー研究といったオーディオビジュアル展示を見ることができる。
ネス湖の魅力は、ネッシーだけにとどまらない。たとえば、カレドニアン運河の遊覧船に乗って、カレドニアン運河ヘリテージセンターを訪れるのもいい。またクランズマン・センターでは、17世紀の泥炭の家や、当時の衣服を身にまとったクランズマン(クラン=部族の人)をはじめ、様々な展示で当時の生活ぶりをリアルに再現している。
アクティブ派の人なら、グレート・グレン・ウェイをはじめとする数々のコースでウォーキングを楽しむのもいいし、サイクリストにはグレート・グレン・サイクルウェイも用意されている。またフィッシング、ポニー・トレッキングといったアクティビティを体験しながら、素晴らしい眺めを堪能するのもいい。